山梨県発フリーペーパー「ペット雑誌BUDDY」 2020年4月号連載コラム「ワンダフル人生のつくり方 vol.11」
トリミング経験豊富なA級トリマーが大好きな犬のことについて、専門家ならではの視点で語ります! 犬の飼い主さんが普段の生活で疑問に思うことなどをやさしく解説しながら、的確にアドバイス。このコラムを読めば、犬との生活はもっともっとワンダフルになること間違いなしです!! |
若い頃は大丈夫だったのに、犬が高齢になりブラッシングやシャンプーを嫌がるようになった…。そんなお悩みを持つ犬の飼い主さんに向けて! 今回の「ワンダフル人生のつくり方」は高齢犬・シニア犬のお手入れ&トリミングについてお教えします。一番のポイントは、愛犬をよく観察して短時間でお手入れすることです!
コラム執筆は、トリミングの高い技術と犬に関する豊富な知識でA級トリマーとして活躍中の山梨県甲州市にあるトリミングサロン「犬の美容室マロン」のオーナー、小川さんが担当しています。
◆小川 美紀/2000年よりトリマーとして独立・JKC公認A級トリマー・「犬の美容室マロン」オーナー
【高齢犬・シニア犬のお手入れ&トリミング】愛犬をよく観察して短時間で済ませることがポイント!
「若い頃はおうちでブラッシングやシャンプーをしても嫌がらなかったのに、年を取るにつれて嫌がったり噛みついたりするようになったのでトリミングをしてほしい」と問い合わせがあることがあります。
犬が高齢になってくると白内障が進んで目が見えにくくなる、耳が遠くなる、関節に痛みがある、などの原因でお手入れやトリミングを嫌がることもあります。
自分の愛犬をよく観察して短時間で済ませる!
まずはわんちゃんをよく観察しましょう。白内障が徐々に進んでいて飼い主さんが思っているより見えていないこともあります。お家の中で家具にぶつかる、給水器の近くに行ってから水を飲むまでに時間がかかる…名前を呼んでもなかなか気がつかない、体を触ると嫌がる、痛がる…。
お手入れをする時の注意点は、飼い主さんの方にしっかり意識が向いてから始めるようにして下さい。
目が見えにくい子や耳が遠くなった子は触られることでビックリして噛んだり暴れたりすることもあります。スリッカーやコームに噛みついて口の中を傷付けてしまう原因にもなってしまいます。
皮膚のバリア機能も低下するので赤くなっている所はないか、脱毛している所がないかチェックしましょう。
関節の動く範囲も若い頃より狭くなっています。足を持ち上げ過ぎにも気をつけましょう。痛がるようなら無理にお手入れはしないで下さい。関節炎を悪化させてしまったり、筋肉を痛めてしまうこともあります。
時間をかけると疲れてしまうので短時間で済ませることを心がけてください。
愛犬の老いを感じることは飼い主さんにとっても辛く感じると思いますが、若い頃よりも皮膚トラブルを多くなり、治りも遅くなります。
早期発見がトラブルを長引かせないことに繋がります。
愛犬をトータルサポート! |
「ペット雑誌バディ」編集部コメント
老犬のお手入れについて、お悩みの飼い主さんも多いかと思います。ポイントは愛犬をよく観察して、お手入れは短時間ですること! 老犬を飼っている方は、今回のコラムを参考にしてみてくださいね。
さて次回は「【超便利!】犬の介護グッズの代用品には赤ちゃんグッズが◎」です。前回の「【緊急!】犬や猫がネズミ捕りにかかり粘着剤がついてしまったときの対処法」と合わせて、ぜひご覧ください!
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