【春の星座】南の回転花火・うみへび座に見える系外銀河M83

山梨県発フリーペーパー「ペット雑誌BUDDY」　2020年4月号連載コラム「キラキラ☆アニマルズ～夜空に輝く動物たち～　vol.7」

星降る湖、みずがき湖から星空ナビゲート！　山梨県北杜市にある星の名所として全国的に有名な場所といえば、みずがき湖。そんなみずがき湖からお送りするコラムが「キラキラ☆アニマルズ」。動物好きの染物作家＆天体写真家として活躍中のミラーさんが、動物の事、星空の事、田舎暮らしの事などをたっぷり語ってくれます。ミラーさんが撮影したキレイな星空写真とともに、お楽しみください♪

星降る湖、みずがき湖からお送りするペット雑誌バディ連載コラム「キラキラ★アニマルズ～夜空に輝く動物たち～」。今回は、春の星座、うみへび座に見える系外銀河M83、南の回転花火のお話です。

コラム執筆は、星降る湖、みずがき湖にある「みずがき湖ビジターセンター」の代表ミラーさんが担当しています。

◆ミラー／3頭の犬と一匹の猫と暮らす動物好きの染物作家＆天文写真家。大型天体望遠鏡が設置された「みずがき湖ビジターセンター」で星空教室を開催中！

ミラーさんのYouTube「歌う天文屋ちゃんねる」では、天体のことをメインに田舎暮らしのこと、しいたけのこと等を発信中です。ぜひご覧ください↑

暖かな冬が過ぎて、辺りの景色も春らしくなってきました。偏西風は大陸から黄砂を巻き上げ日本上空をぼんやりとさせていますね。

今回ご紹介する天体は、春の星座、うみへび座に見える系外銀河M83です。

南の回転花火銀河M83　撮影：ミラー

綺麗な棒渦巻銀河で、その様子が回転花火に見えることから「南の回転花火銀河」などとも呼ばれています。

地球からの距離は1500万光年と遥か彼方にあり、大きめの望遠鏡でしたらその姿を確認することも出来ます。

実はこのM83銀河は私たちの住む天の川銀河に形がよく似ていると言われています。

銀河系をその外から眺めることはほぼ不可能ですので、似ている・・という事だけでも親近感を感じたり、私たちと同じような生命が存在する可能性を想像したりします。

こうした系外銀河と呼ばれる単位の小宇宙は全宇宙には数千億個以上あることが分かり、その中の太陽や惑星の数を考えるだけでワクワクしてきますね。

いつかまだ見ぬ第二の地球を求めて人類が広大な宇宙空間に旅に出る日がやって来るのでしょう。

みずがき湖ビジターセンター
山梨県北杜市須玉町比志3730-3
営業：9時～17時（冬期10時～16時）
定休日：火曜日（12月～3月は火・水・金曜日）
TEL：0551-45-0081
https://prozack3.wixsite.com/visitorcentre
click→みずがき湖ビジターセンターマップ
 click→ミラーさんYouTubeチャンネル「歌う天文屋ちゃんねる」

春夏秋冬、季節ごとに美しい姿を見せてくれる山々と湖。秋の紅葉など自然豊かな絶景が望める施設周辺は愛犬とのお散歩コースとして最適！　ペット同伴OKのテラス席でダムカレー・ベーコンカレー・蕎麦などのお食事とデザートをゆったり楽しめます。施設内も抱っこならペット同伴OKです。地元野菜や果物などのおみやげも多数販売、草木染・フェルトなどの手作りグッズも多数！