【愛犬のための車いす 前編】試行錯誤を繰り返して完成した犬の車いす

 

 


山梨県発ペットのフリーペーパー「ペット雑誌BUDDY(バディ)」 2019年8月号掲載「WITH YOU ~人間と動物の共生社会を目指して~」

 

 

 

【愛犬のための車いす 前編】試行錯誤を繰り返して完成した犬の車いす

 

 

足の不自由なワンちゃんにもう一度お散歩の楽しみを! 埼玉県熊谷市で犬用車いすの製作・販売をしている「わん・ステップ株式会社」。約7年前、友人の犬の病気をきっかけに始まった車いす作り。今回から2回に渡り、代表取締役である髙木さんのインタビューを掲載。車いす製作に対する想いを伺いました。

 

 

 


見た目の可愛さにもこだわった犬のための車いす

 

 

 

何度も壊しては作り直し1年後にやっと完成した原型

 

 

ー車いすの制作を始めたきっかけから教えて頂けますか?

今から約7年前に友人の犬が病気により後ろ足が不自由になったのがきっかけでした。以前、私の犬も病気で歩けなくなってしまった経験があり、その時に人間の様な車椅子があったらいいなと思っていました。そして、背中を押してくれたのは、妻からの『手先が器用なんだから、友人の犬の為に作ってあげたら!』の一言でした。

 

 

ー車いす制作で大変だったところや苦労したところは?

車いすを製作する上で、最初に苦労したのは部材集めでした。ホームセンターに売っているだろうと思っていたものが全然なく、たくさんのホームセンターを歩き渡りました。結局はネットで検索して図面と実物とのイメージを照らし合わせながら取り寄せましたが、殆どがダメでしたね。最終的には兄弟、知人などに聞きながら何とか部材と道具を揃えました。

 

そこから、いよいよ車いすの製作に入りました。犬の骨格や、歩き方など色々と調べ、それを図面に起こして製作してみましたが、最初は装着しても犬は全く動いてくれず、それどころか、バランスが悪く首吊り状態になってしまい、犬の車いすには程遠いものでした。それでも、悪戦苦闘しつつ、友人の犬は何とか歩いてくれました。これが、わん・ステップの車いす第1号です。

 

その後、ご近所の獣医さんからのご支援もあり、何度も壊しては作り直し、約1年後に今の車いすの原型が完成しました。たくさんの車いすを製作するにつれ、2輪は『バランス重視』、4輪は『犬の症状や癖に合わせた』車いすを、それぞれ意識して製作しなければ歩いてくれる車いすは出来ないことを知りました。人間の感覚で、四つ足動物の車いすを作ることは、これほどまでに難しく違うのだと実感させられました。

 

 

 


その犬に合った車いすを一台一台、心を込めて手作り

 

 

 

ー車いすをつくる上で、こだわったところはありますか?

一番のこだわりは、歩行が不自由になってしまった全ての犬が歩けるまで対応することです。同じ犬種でも、症状や骨格、癖など千差万別です。私たちは、その犬に合った車いすを一台一台手作りしています。次に、こだわっているのは見た目です。フレームやベルトのカラーにこだわり、車いすに乗った犬達が可愛く見え、飼い主さんも散歩したくなる様な車いすにこだわっています。

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(後編に続く)

 

 

 

愛犬のための車いすに関するお問い合わせ先
「わん・ステップ株式会社」
TEL:050-5433-3542
E-MAIL:info@wan-step.co.jp
HP:http://wan-step.co.jp
※お問い合わせの際は「ペット雑誌バディを見た」の一言をお願いします
 

車いす動画はコチラから↓

 

 

◆コチラもぜひお読みください!

←【ペットロス対策】手のひらで生き続ける最愛のペット! 新しいペット供養のカタチ

→【愛犬のための車いす 後編】犬は歩くことが命、飼い主さんと犬たちが幸せに暮らせる社会を目指して!

 

 

 

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