【膨らむ夢①】犬の世界大会の審査員を終えて

 


山梨県発ペットのフリーペーパー「ペット雑誌BUDDY(バディ)」 2018年4月号掲載「うれしい!たのしい!!しつけ教室 特別編:膨らむ夢①」

 

 

「犬が全く言うことを聞いてくれない」「犬の問題行動で悩んでいる」「犬のしつけのやり方がわからない」。犬のしつけや問題行動で、悩んでいる飼い主さん、いらっしゃいますよね。そんな飼い主さんにぜひ読んでもらいたいのが、「うれしい!たのしい!!しつけ教室」です。長年優秀な警察犬や家庭犬を育て、何千頭もの犬と接してきた名トレーナーがあなたが困っている犬に関する悩みを解決。愛犬の「やりたい」「嬉しい」「楽しい」を引き出すしつけ方をわかりやすく伝授します!

 

 

【膨らむ夢①】犬の世界大会の審査員を終えて

 

 

ほめるしつけで愛犬を良きパートナーに! 何千頭もの犬と接してきた名トレーナーにしかできない教育をあなたの愛犬に。犬のしつけや問題行動で悩んでいる飼い主さんに向けてお送りする「うれしい!たのしい!!しつけ教室」。今回からは特別編。犬の世界大会の審査員としてドイツに渡った望月氏のリポートをお送りします! 

 

 

 


連載執筆は、山梨県甲州市「望月ドッグスクール警察犬訓練所」所長の望月利彦さんが担当しています。◆望月利彦(もちづきとしひこ)/1960年山梨県生まれ。(社)ジャパンケネルクラブ範士、(社)警察犬協会1等訓練士、(社)シェパード犬登録協会師範。テレビドラマ「警視庁鑑識班」(日本テレビ系)にて警察犬のトレーニングを担当。警察犬協会主催の全国大会で2018年・2019年の2年連続で日本一を達成! 日本代表として世界大会でも活躍する実力派ドッグトレーナー。

 

 

2017年FCI-IPOワールドチャンピオンシップの審査員を終えて!!

 

 

 

市長主催の歓迎会に集まった今大会役員並びに審査員のみなさん

 

 

 

私が犬の世界に飛び込んだのは、中学生の時でした。父親が飼育していたボクサーの給餌と散歩を任されたのがきっかけでした。高校を卒業して社会人となった私は、自分で4頭のシェパードの飼育を始め、会社に勤めながら競技会に出場するようになりました。

 

私は長男であり、家業を継がなくてはならなかったのですが、どうしても犬たちとの生活から離れることができず、親を説得し、23歳のときに山梨を離れ、見習いとして訓練所に入所しました。

 

 

ただただ犬を動かすのが好きで…気づけばヨーロッパ各地へ

 

 

30歳のときに、独立し訓練所を開業、それと同時にFCI-IPOワールドチャンピオンシップやWUSVワールドチャンピオンシップの選手として、海外の競技会にも出場するようになっていきました。初めてヨーロッパに行ったのが、オランダのネーメゲンという町でした。そこのクラブハウスで見た訓練に驚きを覚え、そこからヨーロッパの訓練方法を取り入れるようになっていきました。

 

ただただ犬を動かすことが大好きで、気づいた時には、FCI-IPOワールドチャンピオンシップには4回、WUSVワールドチャンピオンシップには14回出場していました。2010年には、JKCユーティリティー委員会の委員長に抜擢され、2011年から2016年にはFCI-IPOワールドチャンピオンシップにおける日本代表のチームリーダーとして、ヨーロッパ各地に足を運ぶようになりました。

 

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一方では、1994年にJKC公認訓練士教士資格を取得し、1998年にはIPO審査員資格を取得しました。それからは、国内各地での訓練競技会並びにIPO競技会で審査員を務めるようになっていきました。

 

韓国、インドネシア、ドイツなど海外での審査員経験も積んでいきました。思えば、私が海外で審査をできるようになったのは、JKCの本田憲理事との出会いがきっかけでした。、本田理事は、弟子でもない私に、海外審査へのレールを敷いてくれ、目的を持たせて仕事ができるように導いてくれました。

 

今から3年前。FCIユーティリティードッグ委員会会議の中で、2017年FCI-IPOワールドチャンピオンシップの審査員が発表された際に、追及担当審査員「TOSHIHIKO MOCHIZUKI.JAPAN」とあった時には、大変驚き鳥肌がたちました。

 

私は毎年FCIユーティリティードッグ委員会が主催する審査員セミナーに参加しており、委員長のヤンセン氏、副委員長のシェパーマイヤー氏並びにロベルト氏との出会いがあったことも、海外デビューできた大きな理由だと考えています。

 

特にシェパーマイヤー氏には、叱咤激励の言葉をかけていただき、審査員としてのノウハウを教えてくれました。2017年FCI-IPOワールドチャンピオンシップの審査員が決定したときには、シェパーマイヤー氏は楽しんで審査をしてきなさい、と送り出してくれました。

 

文:望月利彦  次号に続く。

 

 

←第15回 犬ってどんな動物? しつけの前に押さえたいポイント③

→特別編 犬の世界大会の審査員を終えて「膨らむ夢」②

 

 

望月ドッグスクール警察犬訓練所
山梨県甲州市大和町日影1539
TEL:0553-48-2823
E-Mail:info@mochi-dog.com
https://mochi-dog.com/
販売:3071040号 訓練:3071041 管理:3131079号

世界と日本の競技会で活躍しているドッグトレーナーが、ほめるしつけであなたの愛犬を良きパートナーにします! 犬のしつけが上手くできない、犬の散歩がとても大変だ、吠えグセ・咬みグセ・飛び付きグセを直したい…愛犬のことでお困りの飼い主さんは、ぜひお気軽にご相談ください。

 

 

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