山梨県発ペットのフリーペーパー「ペット雑誌BUDDY(バディ)」 2020年8月号掲載「うれしい!たのしい!!しつけ教室 第18回」
「犬が全く言うことを聞いてくれない」「犬の問題行動で悩んでいる」「犬のしつけのやり方がわからない」。犬のしつけや問題行動で、悩んでいる飼い主さん、いらっしゃいますよね。そんな飼い主さんにぜひ読んでもらいたいのが、「うれしい!たのしい!!しつけ教室」です。長年優秀な警察犬や家庭犬を育て、何千頭もの犬と接してきた名トレーナーがあなたが困っている犬に関する悩みを解決。愛犬の「やりたい」「嬉しい」「楽しい」を引き出すしつけ方をわかりやすく伝授します! |
【犬の吠えグセの直し方】道で他の犬や人に吠えるときの直し方
自分の飼っている犬の吠えグセを直したい! 前回の基本編に続きまして、今回は道で他の犬や人に吠えるときの直し方をお送りします。ポイントは、相手に気を取られる前に飼い主さんに注意を向けさせることです!
連載執筆は、山梨県甲州市「望月ドッグスクール警察犬訓練所」所長の望月利彦さんが担当しています。◆望月利彦(もちづきとしひこ)/1960年山梨県生まれ。(社)ジャパンケネルクラブ範士、(社)警察犬協会1等訓練士、(社)シェパード犬登録協会師範。テレビドラマ「警視庁鑑識班」(日本テレビ系)にて警察犬のトレーニングを担当。警察犬協会主催の全国大会で2018年・2019年の2年連続で日本一を達成! 日本代表として世界大会でも活躍する実力派ドッグトレーナー。
相手に気を取られる前にあなたに注意を向けさせる!
道ですれ違った人や他の犬に吠えるのは、社会性の不足が原因。
子犬の頃に社会化を十分にしていない犬は、知らない人や犬に会ったとき、落ち着いていることができません。
性格の穏やかな犬やあなたの友達と少しずつ触れ合わせてみましょう。
楽しい体験を積み重ねさせ、社会性を育てます。
犬が吠えなくなるまでは、おやつを使って犬の気持ちをあなたに向けさせ、相手が通り過ぎるまで落ち着かせましょう。
実践:犬の吠えグセの直し方
1.あなたがまず愛犬より先に犬や人に気づきます |
散歩のときは、犬が吠えかかりそうな相手が来ないかどうか、まわりに注意を払いましょう |
2.吠える前に名前を呼びおやつでアイコンタクト |
犬の名前を呼び、おやつやおもちゃを見せて、あなたの目線上に持って行き、アイコンタクトを取ります |
3.相手が通り過ぎるまで気を引き、その後でよく褒めます |
相手が通り過ぎるまでアイコンタクトを外さず気を引きます。相手が通り過ぎたら、ご褒美を与えて、静かにしていたことを褒めます |
→第19回 犬の吠えグセの直し方(来客に吠えるときの直し方)
望月ドッグスクール警察犬訓練所 世界と日本の競技会で活躍しているドッグトレーナーが、ほめるしつけであなたの愛犬を良きパートナーにします! 犬のしつけが上手くできない、犬の散歩がとても大変だ、吠えグセ・咬みグセ・飛び付きグセを直したい…愛犬のことでお困りの飼い主さんは、ぜひお気軽にご相談ください。 |