山梨県発ペットのフリーペーパー「ペット雑誌BUDDY(バディ)」 2019年12月号掲載「猫やとらじの十猫十色 第3回」
社長のとらじ、社員のれん・かいじ・らい、見習のらおう。山梨県甲斐市にある「猫やとらじ」は、猫社員が迎えてくれる人気の猫雑貨屋。ペット雑誌バディで連載中の「猫やとらじの十猫十色」は、猫雑貨屋の猫たちと店主のおはなし。猫と出逢い、生き方を変えた店主が猫に対する想いを綴る…猫好きな方に絶対に読んで欲しいコラムです♪ |
猫雑貨屋の猫たちと店主のおはなし「猫やとらじの十猫十色」。第3回目は、虹の橋を渡った永遠の接待部長「えん」という猫のお話です。
コラム執筆は、山梨県甲斐市にある猫雑貨店「猫やとらじ」の店主さんが担当しています。写真は社長「とらじ」。
【猫たちがみんな仲良く幸せでいてほしい】虹の橋の向こうで
あっちの山からこっちの山に大きく架かったきれいな虹を見ました。ちょうどお盆の時期だったので、虹の橋を渡った子たちが仲良く戻ってきたような気がしました。
小さな命の子がその役目を終えた時「虹の橋を渡る」と、私たちは言います。当店にも、みんなに愛された永遠の接待部長「えん」が渡っています。
別れに寂しさや悔いはいつまでも残ります。でも、その子への想いが感謝の言葉に変わった時、心が温かくなることを知りました。それは、虹の橋を渡った子たちが私たちに残していく最後の生きた証のような気がします。
今は橋の向こうで、みんなと仲良く幸せでいてほしいと思うのです。
「おまえ、あの意地悪なお家に居た猫だろ?」
橋を渡っていった子が、そんな風に出迎えられていたら、と思うと心が痛いのです。私たち人間は、お互いに思いやる心を忘れずに過ごしていけたなら、虹の橋の向こうでもきっと同じに違いないと信じています。
「ぼくは、猫やとらじの えんです。店主がお世話になってます」
えんは、今までもこれからも、きっとそう言って橋を渡ってきた子たちを迎えている気がします。だから、店主もしっかりと生きていこう!と、空に架かる虹が思わせてくれます。
猫やとらじ 店内にはオリジナリティー溢れる猫雑貨がズラリ! 可愛くてオシャレ、人気作家のハイセンスな猫雑貨は、猫好きな人なら必ずゲットしたくなるはず。店主さん手作りの猫雑貨も要チェックだぞ♪ |
「ペット雑誌バディ」編集部コメント
虹の橋を渡った猫たちの幸せを願う店主さんの気持ち…。猫好きな方は、みなさん同じ気持ちなんでしょうね。猫のことを決して忘れることなく日々一生懸命生きている飼い主さんの姿を、虹の橋を渡った猫たちは見守ってくれていることでしょう。
さて次回の十猫十色は「猫と暮らしているときの万が一を考える」です。前回の「受け入れて見守る先住猫たち・大事なことは猫が教えてくれる」と合わせて、ぜひご覧ください!
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