山梨県発ペットのフリーペーパー「ペット雑誌BUDDY(バディ)」 2018年4月号掲載「セラピードッグへの道 第1回」
人々に安らぎを与えてくれる素晴らしき犬、セラピードッグ。その癒しのパワーで人を笑顔にして幸せを届ける! そんなセラピードッグになるにはどうしたらいいのか? 自分の愛犬をセラピードッグにすることはできるの? セラピードッグになるための資格は? セラピードッグにはどんな犬種が向いているの? などなど知っているようで知らないセラピードッグの秘密を山梨セラピードッグクラブの代表、中村先生が教えてくれます♪ |
愛犬をセラピードッグにしたいけど、どうすればいいの? セラピードッグになるのに資格はいるの? 「セラピードッグへの道」の第1回では、そんな疑問に山梨セラピードッグクラブの中村先生が答えます!
連載執筆は、山梨県甲斐市の「山梨セラピードッグクラブ」代表の中村幹さんが担当しています。
◆中村幹(なかむらかん)/警察犬訓練所の次男として生まれ、公認訓練士として家業の仕事に従事。ジャパン・ケンネル・クラブ、日本シェパード犬登録協会、日本警察犬協会の3団体の公認訓練士資格を取り1982年に日本警察犬協会の1等訓練士に。展覧会では日本チャンピオン審査会において、ドーベルマン、ゴールデン・レトリバー種において25頭、日本チャンピオンを獲得。車いすの生活になってからも精力的に犬の訓練を継続。2004年山梨セラピードッグクラブを発足。優秀なセラピードッグを育成し、愛犬家と共に活動しながら、社会貢献を行っている。1951年生まれ。
【資格はいるの?】愛犬をセラピードッグにする方法を教えます!
試験合格を経て、今年セラピードッグとしてのデビューが決まった飼い主さんと愛犬
セラピードッグとは、どんな犬かと言いますと老若男女問わず、対象者が健常者の場合、障害者の場合、いかなる相手でも冷静に対処でき、相手に対し、親愛の瞳で見つめることが出来る、それがセラピードッグだと思います。
山梨セラピードッグクラブの場合は、全てオーナーハンドラーで活動しています。
飼い主の皆様の手で愛情たっぷり育てられた飼い犬だからこそセラピー活動に参加することが出来る訳で、後は訓練をしっかり覚えてもらえば良いのです。
年に4回開催される山梨セラピードッグクラブのメンバーによる合同訓練の様子
教えるのが当クラブ代表の中村幹です。訓練士生活50年、訓練競技会、日本CH展覧会(日本CH獲得25頭)、警察犬出動歴25年、等の経験により独自の訓練法を開発しセラピー活動に於けるセラピードッグの訓練法を日々研究しております。
訓練を飼い主の皆さんが自ら教え込むのが大事で、その事により愛犬の資質の高さを改めて知ることが出来ると思います。
教える事は13科目位ですが、その訓練を教える中で1つ、1つ細分化しながらゆっくり教え、我慢強く、集中性を身に付けることが大事であります。
当クラブでは今までに30犬種、70頭の認定犬を作出しております。
飼い主の皆様がセラピー活動へのご理解と訓練への情熱があれば必ず優秀なるセラピードッグにさせます。
そして毎年更新試験を重ねて3年目には最上級更新資格を取得し、最終的には、完璧なる家庭犬になります。その事が最大の目的であります。
「ペット雑誌バディ」編集部コメント
全3回シリーズの「セラピードッグへの道」。セラピードッグに関心を持っている飼い主さんには参考になる内容が満載! 第1回目、「愛情たっぷりに飼い主さんに育てられた犬だからこそ、セラピー活動に参加することができる」、この先生の言葉がとっても印象的でした! セラピードッグに関するお問い合わせは、下記の「山梨セラピードッグクラブ」までお願い致します。
さて、次回は「どんな犬もセラピードッグになれるの? どんな犬種がセラピードッグに向いてるの?」です。ぜひご覧ください。
→第2回「どんな犬もセラピードッグになれるの? どんな犬種がセラピードッグに向いてるの?」
山梨セラピードッグクラブ 山梨県甲斐市岩森1159-9 保育園や老人介護施設などを訪問するセラピー犬によるセラピー活動を精力的に行っている。セラピー活動以外にもしつけ教室、しつけの個人レッスンなども受付中。詳細はクラブまでお気軽にお問い合わせください。 |