【山梨のコスプレアイドル犬】人と人を繋ぎ笑顔を届けるポメラニアン!

 


山梨県発ペットのフリーペーパー「ペット雑誌BUDDY(バディ)」 2020年4月号掲載

 

 

 

動物とともに生きていく…。そう心に決めた人たちがいる。そんな人たちの動物との出会い、交流、そしてライフスタイルを紹介していくのが「My Buddy(マイバディ)」です。動物を愛する人たちの日々の暮らしには、動物と楽しく暮らすためのヒントが満載! 動物の幸せを願って…、彼ら彼女たちの想いは同じです。じっくりとご覧ください♪

 

 

 

【山梨のコスプレアイドル犬】人と人を繋ぎ笑顔を届けるポメラニアン!

 

 

 


山梨県中巨摩郡/Oさんご夫婦×まめ太(ポメラニアン/男の子/8歳)

 

 

 

山梨には人々を笑顔にするコスプレアイドル犬がいる! その愛くるしいルックスと本格的なコスプレ姿でイベントに出没、人気を博しているのがポメラニアンのまめ太だ。今回は、コスプレ犬と飼い主であるOさんご夫婦の物語。

 

 

 

この子に会うために来ました」

 

 

イベント会場で、ファンからそんな風に声を掛けられるコスプレ犬がいる。山梨県でOさんご夫婦と暮らすポメラニアンのまめ太だ。まめ太が歩けば、可愛いコスプレ姿に惹かれて、人々が集まってくる。そんなアイドル犬はいかにして生まれたのか?

 

 

Oさんご夫婦の娘さんが15歳のとき、「犬を飼いたい」と言ったのが出会いのきっかけだった。ペットショップで娘さんが一目惚れした小さな小さなポメラニアン、それがまめ太だ。「犬を飼うのは本当に大変だよ」と、最初は二人とも反対したが、娘さんの熱意に負けて、迎えることに。

 

 

「2ヵ月ぐらいでウチに来たんですけど、小さいお椀に入るぐらいの大きさで、あまりの小ささに心配で心配で、夜も寝れなかったですね」

 

 

犬を飼うのが初めてで、迎えたばかりの頃は不安でいっぱいだったという奥さん。旦那さんも、子供の頃に犬を飼ったことはあったが、仔犬を迎えたのは初めてだった。

 

 

「離乳食から始まって、何を食べさせてはいけないとか、トイレのこととか、犬のことについて本当にいろいろと勉強しましたね。犬が欲しいと言っていた娘は、帰ってきて可愛い可愛いって撫でるだけで、結局はかみさんと僕で世話をすることになりました(笑)」

 

 

 


車に乗って散歩するまめ太と旦那さん。小さい頃はやんちゃだったが、今はすっかり落ち着いておとなしい性格に!

 

 


そこからは調べたり、聞いたりしながら、基本的なしつけをしていったという二人。7ヵ月目で初めてのお散歩、その後も順調に成長していったまめ太がコスプレデビューしたのは4年前のことだ。

 

 

「以前から信玄公祭りに行っていて、犬を連れている人がいるんだなって、思ってはいたんです。ここに甲冑を着せて連れて行ったらおもしろいんじゃないか?」

 

 

コスプレのきっかけは、奥さんの軽い思いつきだった。

 

 

「はっぴをちょっと加工して甲冑っぽくした衣装をかみさんが作って、まめ太に着せて連れて行ったら、みんなが可愛いから写真を撮りたいと集まってきたんです。それで、かみさんがコスプレに目覚めちゃって(笑)」

 

 

 

 

 

 

奥さん作の衣装と旦那さん作の小道具

 

 

それ以降、コスプレ姿のまめ太は、犬関係のイベントはもちろん、消防署の出初式や警察の交通安全週間イベントなどに参加。その可愛さと人なつっこさで、どこに行っても大人気。現在は夏場を除いて年に10回以上は出動している。

 

 

奥さんが子供服をリメイクしてつくる本格的なコスプレ衣装。そして、旦那さんはまめ太が乗る車やバイクなどの小道具を制作。

 

 

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「夏の熱いアスファルトで火傷をさせたくなくて、作り始めたのがきっかけです。一台、二台、三台と、いつの間にか増えていった感じです(笑)」

 

 

ズラリ並んだパトカーや白バイなどの乗り物。それに脚をかけてちゃんと乗るまめ太の可愛さ…この姿を見たら多くの人が笑顔になるのは間違いない。しかも、吠えないし、性格もおとなしいので、多くの人たちが安心してまめ太のもとに集まってくるのだ。

 

 

 


まめ太専用車両の数々!

 

 

 

今では、かなり有名犬になったまめ太は、いろいろな場所で「信玄公祭りにいたワンちゃんですよね?」、「この前、イベントに来てましたよね?」、「一緒に写真を撮らしてください!」と、声を掛けられることもしばしば。

 

 

ヴァンフォーレの試合のときには、「ボクの代わりに応援頑張ってください!」という思いで、サポーターを応援するために、小瀬スポーツ公園にコスプレ姿で出動。「今日も会えてよかった!」とサポーターからも人気を博している。まさに、山梨のご当地コスプレアイドル犬だ。

 

 

こだわりの新居へ 階段下に専用の部屋

 

 

コスプレ犬として活躍するまめ太とOさんご夫婦がいま一番リラックスできる場所といえば、最近引っ越したばかりの新居だ。

 

 

「最初に見た家の図面には、まめ太のケージを置くスペースがなかったんですけど、それだと困るよねって話になって、階段下のスペースが空いていたので、ハリーポッター形式で(笑)、まめのスペースをつくりました。大工さんにお願いして、棚をつけてもらって、ライトも付けて、壁紙の色も変えました。欲を言えば、ホントは窓も付けたかったんですけど」と笑顔を見せる奥さん。 

 

 

 

 

 

 

ふたりが目指したのは、家族の大切な一員であるまめ太も快適に過ごせる家。断熱効果のあるつくりで夏は涼しく、犬も安心の床暖房完備、滑りにくい床、まめ太のシャンプーができるシンクの広い洗面台など、家の随所にこだわりがある。さらに、2階にまめ太の乗り物を収納する棚も製作中だ。

 

 

まめ太も自分の部屋や新居のつくりを気に入っている様子で、リラックスモード。二人にとってまめ太は、いるのが当たり前で家族以上の存在だという。その姿を見つめる旦那さんと奥さんは、本当に幸せそうだ。

 

 

 


きゅうり、トマトなどの野菜と目玉焼きの白身が大好物だというまめ太

 

 

 

「最初は小さくて本当に心配したけど…こんなにもこの子のことを好きになるとは思いませんでしたね。この子のおかげで出かける機会も増えましたし、子供からお年寄りの方まで、いろいろな方に声を掛けて頂きまして、コミュニケーションの輪も広がりました。去年のゴールデンウィークは、まめ太に会いたいという人がいたので、大阪・神戸まで行ってきたんですけど、これからもまめ太に会いたいという人がいれば、会いに行きたいなって思います」

 

 

奥さんの言葉に旦那さんが続ける。

 

 

「自分だけで歩いていると声をかけられないけど、まめ太といるとよく声を掛けられるんです。犬の力ってすごいなって思いますね。まめ太がいることで、癒されるし、嫌なことがあっても頑張れるんです。これからも長生きしてもらって、いろいろと遊びに行きたいですね。夢はキャンピングカーを買って、旅行に行くことです」

 

 

人々に笑顔を届ける三人の旅は、まだまだこれからも続く。山梨が誇るコスプレアイドル犬が繋ぐ人の輪は、さらに大きく広がっていくことだろう。

 

 

 

(終わり)

 

 

 

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