山梨県発ペットのフリーペーパー「ペット雑誌BUDDY(バディ)」 2020年8月号掲載「猫やとらじの十猫十色 第5回」
社長のとらじ、社員のれん・かいじ・らい、見習のらおう。山梨県甲斐市にある「猫やとらじ」は、猫社員が迎えてくれる人気の猫雑貨屋。ペット雑誌バディで連載中の「猫やとらじの十猫十色」は、猫雑貨屋の猫たちと店主のおはなし。猫と出逢い、生き方を変えた店主が猫に対する想いを綴る…猫好きな方に絶対に読んで欲しいコラムです♪ |
猫雑貨屋の猫たちと店主のおはなし「猫やとらじの十猫十色」。第5回目は、店主の両親が実家からやってきたときのエピソード。「遠くに住む身内より近くにいる猫」というお話です。
コラム執筆は、山梨県甲斐市にある猫雑貨店「猫やとらじ」の店主さんが担当しています。写真は社長「とらじ」。
【猫たちは店主の動きに常に注意を向ける!】遠くの身内より近くの猫
なかなか梅雨が明けない1か月間、実家から両親が来ていました。その間、猫たちはどう受け入れるのだろうかと心配していましたが「我が家にようこそ!」的な猫たちの振る舞いにはびっくりさせられました。
猫にとって両親は見知らぬ他人と同じはずなのですが、自分たちの生活エリアの中では、そこに他人がいようがいまいが関係なく、もし猫じゃらしを振ってくれるのなら仲良くしてやってもいいよ!位の気持ちでいるのがわかるのです。
じゃらしを振ってもらって仲良しになったかのように見えた猫たちでしたが、この1か月間決して両親にご飯の催促はしませんでした。毎日毎回、店主の仕事が終わるまで、ただひたすら待ち続けていること。
そして、どんな時でも猫たちは、耳を傾け店主の姿を追って一挙一動に注意を向けていることに両親は、かなりびっくりしていました。
先日、約3時間かかる実家まで両親を送り届け、留守番をしている猫たちのために少しでも早く帰ろうと、1時間と滞在せず実家を後にしました。
帰りながら『遠くに住む身内より近くにいる猫』なんだなぁ~と、ひとり苦笑いをしていました。
猫やとらじ 店内にはオリジナリティー溢れる猫雑貨がズラリ! 可愛くてオシャレ、人気作家のハイセンスな猫雑貨は、猫好きな人なら必ずゲットしたくなるはず。店主さん手作りの猫雑貨も要チェックだぞ♪ |
「ペット雑誌バディ」編集部コメント
実家から来た両親にはご飯の催促をしなかった…そしてどんな時でも猫たちは、耳を傾けて店主の姿を追っていた…。猫たちととらじ店主さんの深い絆を感じることができるエピソードでした。そんな猫たちを愛しいと思い、待っている家に少しでも早く帰りたい! ペットを愛する飼い主さんたちは、皆さん同じ気持ちなんでしょうね。
さて次回の十猫十色は「まさか床下収納まで! 猫たちは扉をどこまで開けるのか」です。前回の「大切な猫たちのために自分も元気で! 守りたいもののために」と合わせて、ぜひご覧ください!
←第4回「大切な猫たちのために自分も元気で! 守りたいもののために」
→第6回「まさか床下収納まで! 猫たちは扉をどこまで開けるのか」